「会社から受診の指示」があるらしいですが、どうですか?

「会社から受診の指示」があるらしいですが、どうですか?

会社の指示で発熱で受診に。

今日、「会社から熱があるので休むといったら病院に受診して診断書をもらってくるように」という指示があったといって、発熱の患者さんが来られました。

結局のところ、近隣のドクターは「感冒性症候群の診断書は可能だが、医院では新型コロナウイルスの検査ができないので保健所に行くように」との指示で、通常の解熱剤などのお薬をうけとって帰られました。

その後、ご本人が保健所に行かれたかどうかはわからないのですが、当薬局としては、「会社が診断書を必要とする意義は不明だが、発熱がある時点でどこにも行かないで外出を控え、自宅で療養する方がいいのでは」とアドバイスをしています。

風邪くらいで病院。。。ですか?

今の状況は、これまで多くの医療機関が「風邪くらいでも病院で診てもらった方がいい」と勧めてきていたり、TVで「発熱でも怖い病気が潜んでいる」と不安をあおっていたり、労務管理上「診断書があれば病欠扱いになってトクする」というような要因があって、日本人の常識として

「風邪で病院に行った方がいい!」という概念が固定化してしまったのではないかなあと考えています。

また、風邪くらいで病院にいくことが習慣化してきたことで、これまで「自分や家族の健康を自分で守る」習慣が無くなってきてしまったのかなと。

風邪もウイルスなんです。。。

コロナウイルスというのはもともと、通常の風邪の15%を占めるといわれています。で、今回の「新型コロナウイルス」はどう違うのでしょう?

いま、そこが不明な部分が多いので不安な方も多いのだと思います。

確かに、通常の風邪とは少し様子が違い、重症化する人の重症の程度がとても急で、特に高齢や持病を抱える方にはとても不安だと思います。

しかし、一方で約80%が軽症または無症状という話もこれまた事実なんですね。

つまり、

「新型コロナウイルスに感染しているとわかっていても病院での治療が必要な人は20%程度だ」ということなんです。

ただ、その母数が爆発的に増えてしまうと、いくら20%だといっても実数が増えてしまうので病院が対応しきれず医療崩壊につながるんですね。それがいま、「緊急事態宣言で爆発的に増えるであろう感染者の母数を減らす」取り組みをしているわけです。

 

あなたが子供の頃は?

昭和の時代はどうでしたか?

いま、50代、60代の世代の方は

「風邪をひいたら家で寝て治す」のが普通だったのではないでしょうか?

いまはどうですか?

私は、家が薬局ですからもちろん、少々風邪を引いたぐらいでは病院に行きませんが、私の周りの友人も同じです。

「◎◎ちゃんは風邪でお休み」

「熱は下がったけど、もう一日用心して休んどく」

そんなことが日常だったように思います。

 

昔のお母さんは子供の発熱ですぐに病院へ走ることはしませんでした。

まず子供用の風邪薬や解熱剤を飲ませたり、解熱剤の坐薬(市販)を使ったりして1,2日様子を見て、様態が悪化したり、他の症状がでてきたら病院へ行っていましした。

また、子供のほかの症状の観察力もすごかった!

「おしっこの色が違う、便の色が違う」

「鼻水の色が変わった」

「音の反応が鈍い、耳の聞こえが悪いのかも」

「皮膚に発疹がでてきた」

などなど、子供が風邪以外で発熱している可能性をしっかり観察していたんです。

大人もそうです。

「ちょっと熱っぽいな」と思ったら、すぐ帰宅。

熱を測り、風邪薬を飲み、体が温まるものを食べ、お風呂もやめて、さっさと寝る。

翌日、熱が下がっても体がだるかったら大事をとって仕事は休む。

栄養剤があれば飲む。

生姜湯やはちみつレモン、リンゴのすりおろしなどなど、

病気の時の家での養生方法を取り入れる。

熱は薬で下がっていることもあるので、1日3回、風邪薬などの用法用量通りきちんと飲む。

家の中でもうろうろしたり遊んだりと体力を消耗することは避け、体を休める。

さらに、そののほかの症状をチェック。

尿の回数、熱以外の症状が何か、体の痛みや頭痛の程度や場所などなど。

熱が下がり、体のだるさが夜になってもでてこないようなら、「治ったかな」と判断して翌日から仕事に復帰。

逆に、他の症状がでてきたり、解熱剤を飲んでも熱が下がらなかったり、風邪薬を飲んでも咳や鼻の症状が全く改善しないか、ひどくなるようすなら病院へ行く。

こういうセルフケアが昔から日本人がとってきた行動です。

 

本当の意味のセルフメディケーション

こうしてみると、昔のほうが、自身の健康管理は自分でできていたのかもしれませんね。

当薬局でも、30年前の方が風邪薬もよく売れました。買ってくださるお客さんにもいろいろ症状や様子を聞いて、栄養剤を足したり、漢方を足したり、生姜湯やハーブ茶などをサービスで渡して、風邪の時の養生方法を詳しくお伝えしています。

でも、ここ最近はすぐ病院に行ってしまいます。風邪ごときで。。(笑)

TVで医師が出てきて「軽い症状にも重い病気が潜んでいる」とか。いつも言っているクリニックで「風邪でもうちで薬だしてあげるからそれで大丈夫」といわれていたりとか・・・そんな経験の積み重ねが、今の医療崩壊の招いている一つの要因ともいえるのかなと思います。

 

新型コロナウイルスと判明してもアビガンは処方されません。

現在、アビガンがあたかも新型コロナウイルスの特効薬のようにみらてていますが、まだ確定はされていません。それに、抗ウイルス薬ですから重篤な副作用も持ち合わせていますから、そう簡単に使用できる状況ではありません。現在はあくまでも「命に係わる程度に重症化している」ケースだと情報が入ってきています。治験レベルで、人体への安全性もウイルスへの効果もこれから立証されていくでしょう。ですから、いま「熱出てるし、新型コロナウイルスってわかった方が治療してもらえる」ということは一切あり得ないんです。

保健所などでの電話相談でも、軽症だとは分かったら自宅待機、療養を進められると思います。

それがとても大事なのです!

もう、感染経路を特定する時期はとっくに過ぎています。

「自分が感染していたら他の人に連絡したほうがいいから、新型コロナかどうかが分かった方がいいんじゃないか?」という時期ももう過ぎたと思います。

いま、あなたが感染したとしても、その周りの人にあなたが感染させたかどうかを判断することはできない。

ということです。

 

もうすでに感染している人もいるかもしれないし、感染して知らない間に治癒した人もいると思います。

大事なのは、「新型コロナウイルスかどうかをはっきりさせる」のではなく、

「体調が悪く、新型コロナウイルスの感染の可能性があれば、家族や職場に『体調が悪いので休む。ウイルス感染の可能性もあるがわからない』として、まずはしっかり休む。

職場で可能性を伝えることができずに、体調が悪いのにずるずる出勤する方がよくないと思います。

 

病院に行くべき?いかないべき?

今大事なのは、自身の体調を観察し、養生し、風邪と同程度の症状だなと自分で判断できるかどうかだと思います。

それをちょっとの発熱で「病院にいって判別してもらわないと」となると、これがまた医療崩壊につながってしまうんです。

どこにも相談できないし、家に薬もないし・・・どうしよう。

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薬剤師が対応しますので、薬剤師が受診が必要と判断する場合もあります。

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