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自分の健康は自分で守ろう~セルフメディケーションのススメ~

風邪なの?コロナなの??インフルエンザなの? 自分でできる対策方法教えます

風邪なの?コロナなの??インフルエンザなの? 自分でできる対策方法教えます

いよいよ冬休み本番! 去年よりはコロナによる規制も緩くなって、帰省や旅行も解禁かと思われましたが・・・ オミクロン株とやらがアフリカを中心に増加し、フランスでは1日に確認できた感染者数が9万人を超したとか。 これまでのコロナウイルスに比べ症状が軽症といわれてはいますが、いくら比較的軽症でも感染者数が増えれば増えるほど、重症の可能性のある人は増えるわけで、まだまだ気を許せない状況です。 一方で毎年この冬になると爆発的感染で学級閉鎖などが相次ぐインフルエンザ! 今年も、日本では徹底した感染対策のおかげか、当薬局でもまだインフルエンザの薬を出したことがない状況です。(2021年12月27日時点です) ここで心配になるのが 「コロナ感染とインフルエンザ感染・・・どうやって見分けてどうやって対処したらいいの?」 というわけでポイントを挙げていきましょう。 1:熱の上がり方をチェックしよう 2:熱が高いの時の薬の選び方と病院へ行くタイミング 3:熱以外の症状をチェックしよう 4:熱以外の症状があるときの薬の選び方と病院へ行くタイミング 5:下痢の症状があるときの対処方法 6:薬局で薬を買うときのコツ 7:病院へ行ったときに医師に説明するポイント   1:熱の上がり方をチェックしよう ポイントは二つ 一つ目:38℃を超すかどうかと上がるまでの時間 二つ目:1日の中での熱の変動があるかどうか 三つ目:平熱からの判断 です。  インフルエンザの場合、熱が半日から1日の間に急激にぐぐ~~っと上がります。   その時にいわゆる「悪寒」がすることが特徴です。よく「背中がぞくぞく~~っとする」感じです。背中だけでなく上半身全体がなんだか体の皮膚が「ケバケバ」しているような感覚になったり、首から上は熱いのに体が寒気がするという場合もあります。  そういう時は熱が上がり始めている状態ですので、こまめに体温を測りましょう。 最初は37.5℃くらいでも、1,2時間後に38.5℃ということもよくあります。   インフルエンザの場合は熱の上がり方が急です。 外出先などでこういう症状がでたら、何事も「中止」して自宅に帰るようにしてください。  また、インフルエンザの場合は発熱とともに体の節々が痛くなる関節痛のような症状が併せて出ることが多いです。  コロナ感染の場合は最初は通常の風邪のように熱もそれほど高くなく、大体が35.7℃あたり。熱ぽさやだるさ、咳や鼻水がでて「風邪かな~」とおもったら次第に頭痛や食欲不振、嗅覚や味覚の異常がでてきます。 熱は約4日間続くことが多いとされています。  さて、通常の風邪の場合でもインフルエンザやコロナウイルス感染の場合でも「一日の中での熱の変動」もチェックしていきましょう。  ポイントは「朝の体温」です。感染症により発熱症状が出ている間は、朝も熱が高いことが多いです。  また普段の平熱が35℃台の方は、37.5以上の場合は通常の38.0℃以上くらいの熱があるときと同じくらいと判断していきましょう。   2:熱が高い時の薬の選び方と病院へ行くタイミング  熱が高い場合でも薬で十分対応する方法もあります。  それは「麻黄湯」です。  これは、小児科医も抗インフルエンザ薬が発売されるまえはインフルエンザの時の薬として処方をしていた薬で、乳幼児からも使えるのが特徴です。  麻黄湯は抗ウイルス作用をもっているという研究発表もあり、ずっと以前からインフルエンザに使われてきた薬です。  また、漢方薬なので薬局などで購入できるところが便利ですね。  抗インフルエンザ薬が発売され、病院での検査が早くなったことで、「インフルエンザと診断されること」が重要視されてきている昨今ですが、検査が早すぎで結局1日待って検査をしたり、検査でうまく陽性にでなかったりすることも度々あるようで、「早く飲んで早く治す」ことができにくくなったという面もあります。  その点、麻黄湯なら「あ、ぞくぞくっとしてきた、やばい!」というタイミングですぐ飲めるので、早く対処できて、すぐ自宅で寝て体を休めることができます。  熱が38.5℃以下の場合や悪寒や寒気などがしない、いわゆる通常の風邪症状の場合は、総合感冒薬を選びましょう。  インフルエンザ以外の風邪症状やコロナウイルスによる初期の段階の感冒症状の場合は解熱剤ではなく、それ以外の咳、鼻水などの症状を抑える成分が配合されている「総合感冒薬」にしましょう。  また、総合感冒薬でも、15歳以上からしか飲めないもの、7歳以上から飲めるもの、乳幼児から飲めるものなどがあるので必ず裏の用法用量の年齢のところを確認しましょう。  当ネットショップでは  *12歳以上から飲める 感冒剤3号A  *7歳以上から飲める コンコール  *乳幼児も飲める 麻黄湯(満量処方)  どれがいいか、また、他のお薬についてもご用意できる場合がございますので、お気軽にチャットやLINEでお問い合わせください。  病院へ行こうかどうか迷った時のチェックポイントは  *食事や水分がとれるかどうか  *呼吸が十分できる状態かどうか。(深呼吸をしてみると呼吸が苦しいと感じるかどうかのチェックができます)  *(子供の場合)音やモノの動きに反応するかどうか。親の声に応答するかどうか  です。  熱が38.5℃より低くても、ぐったりしてたり、反応が鈍かったり、食欲が全然なく、すぐ吐いたり、水分をとれないような状態の場合はすぐ病院へ行きましょう。  判断に迷ったら、薬局の開局時間であれば薬をいつももらっている薬局に電話して薬剤師に尋ねるか、夜中であれば救急夜間診療所に電話して相談するのも方法です。 3:熱以外の症状をチェックしよう   さて、ここで熱以外の症状について確認していきましょう。   風邪症状としては主に「咳・鼻水・鼻づまり・のどの痛み・頭痛」があります。  それ以外の下痢や腹痛、胃の痛みがある場合はいわゆる「お腹の風邪」と昔から言われている症状で、ノロウイルスやロタウイルスなどが原因です。  その場合の対処は「5」で詳しく説明しますね。  熱以外の症状がある場合のチェックポイントは、その症状の「程度」です。   その程度によって   4:熱以外の症状があるときの薬の選び方と病院へ行くタイミング 微熱~37.5程度の熱がある場合は、上記のように総合感冒薬、いわゆる「風邪薬」を使います。  また、のどの痛みや頭痛がある場合も総合感冒薬を使いましょう。  熱に用いる成分はのどの痛みや頭痛に効果がありますので、別で頭痛薬や痛み止めなどを飲むのではなく、解熱鎮痛の作用のある成分が入っている「通常の総合感冒薬」を使いましょう。 5:下痢の症状があるときの対処方法  さて、熱はそれほどないけど下痢がひどい!という場合もあります。  冬場の下痢は熱がなければ、単なる「お腹の冷え」や「油モノの食べすぎ」など感染が原因でないことが多いので、市販の下痢止めで十分です。  *苦いけど効き目が早い! オウバク・タンナルビンビスマス散  *症状がかるければやっぱりロングセラー 陀羅尼助  下痢も熱もひどい!という場合は感染による下痢が疑われますので、病院へいって細菌性なのかウイルス性なのかの診断をしてもらう必要があります。  また、吐き気や下痢がひどくて水分が取れないような状況で、食事も全くとれないのが1日以上続く場合は病院へ行きましょう。 6:薬局で薬を買うときのコツ  総合感冒剤は市販薬の種類も多く、どこのドラッグストアでも購入できるので、「CMでみたことのあるやつ」で選ぶ方も多いと思います。  しかし、新しいからと言って何か効き目が早いとか、特別な成分が入っているかといわれれば・・・薬剤師的にはNOなんです。  市販薬のメーカーはこれまで病院で出されていた成分で市販薬に配合できるように基準が緩和されたものを、あたかも「新しい成分」「画期的な成分」のように宣伝しますが、風邪の症状に果たしてこれまで病院でだされていたような特別な成分が必要なのかといわれれば、答えは「NO」です。  例えば、眠気の少ない画期的なアレルギー剤は花粉症などで仕事ができない方にはとっても便利で有意義な薬だと思います。  でも、風邪の場合は「寝なくてはいけない」ので割高の「眠気の少ない成分」が必要かどうかという考えですね。  風邪=感冒性症候群の症状は今も昔も変わりません。  ですから、おすすめするのは「ロングセラー」の製品です。  改源・パブロン・ルルA・パイロン・・・有名ですね~これらは王道の風邪薬です。飲み慣れたものがあれば、それを飲むことをお勧めします。  また、飲みなれた薬がなかったり、近くの薬局にない場合は自分が行ける薬局の薬剤師に相談してみてください。  これまで飲んだことのある風邪薬や、粉やカプセルなど飲みにくいものがあったかどうか。今飲んでいるお薬があればその情報も合わせて、ぜひ薬剤師に伝えてください。  また、薬局で購入する際には「熱がいつごろからでて、どのくらいなのか。朝と夜では体温が違うのか。他の症状はでているのか」などをお聞かせください。  ちなみに当店で作っている手作りのお薬「総合感冒剤3号A」は昭和56年の創業当初からずっと薬局内で製造して、地域の皆さんに長らくご利用いただいているロングセラーの風邪薬です。    成分はすべて日本薬局方で許認可された成分だけを使い、添加物も少なく、シンプルで安心な処方内容です。  カンゾウやキキョウといった生薬の成分に、アセトアミノフェンなどの西洋薬の成分を配合した処方です。キキョウとカンゾウのほのかな甘さがあり、粉なので胃にも優しく、成分の吸収も早いです。  粉がどうしても苦手な方は、こちらもロングセラーのコンコール。  こちらも漢方成分と西洋薬成分の配合で、特徴は葛根湯エキスが入っている事。昭和の時代から配置薬・いわゆる置き薬として長年使われてきたお薬ですので、安全性も折り紙付き。  1箱が1日分というのもわかりやすいですね。  仕事机のなかに常備しておいて、風邪っぽくなったら自宅に帰る前にすぐ飲めるのがいいですね。 7:病院へ行ったときに医師に説明するポイント  病院に言った場合も以下のポイントを医師の先生に確実に伝えるようにしましょう。  *いつ頃から熱がでたか。何度くらいだったか  *朝、昼、夜での熱の違いがあるのか  *食欲はどうか?下痢や胃痛などはないか?  *咳や鼻づまり、呼吸の症状はどうか?またある場合はいつごろからか。  また、コロナの影響もあるので、熱があって病院を受診したい場合は必ず電話をいれ、指定された時間や方法で病院に行くようにしましょう。    子供さんの体調不良の対応方法についてはこちらのブログを参考にしてください。 →「冬の子供の体調不良、おうちで対応しよう」

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熱が出た!・・・どう判断したらいいの?

熱が出た!・・・どう判断したらいいの?

冬到来! 今年はメディアが「新型コロナ」で騒ぎ立てますが・・ いえいえ、もともと冬は風邪が流行る時期なんです。そして風邪のもとはウイルスでその30%は普通のコロナウイルスなのです! 「普通の風と同じだからへっちゃら~~」というのではなく、 風邪は万病のもと ということを忘れることなく、普通の風邪でもしっかり予防していきましょう。 また、冬はインフルエンザも流行ります。 新型コロナウイルスでも熱や咳などの症状が出ないのは約70%という情報もありますが、インフルエンザは感染するとほぼ確実に高熱がでます。 熱にしっかり対応する「家庭医学」の知識を身に着けて、早い対処で症状を軽くしていきましょう!   今日のお題です♪ 1: 熱が出たら正しいポジションで測る。 2: 平熱からどの程度差があるかをチェックする。 3: 熱以外の症状をチェックする。 4: 適切な薬を選んで飲みましょう。 5: 薬を飲んで熱がどの程度下がるかをチェック 6: 薬が切れてきた時間の症状の「ぶり返し」と確認しよう。 7: 熱が下がっても安静は続けましょう。 8: まず3日間が目安! *************************************   1: 熱が出たら正しいポジションで測る。 「熱っぽいな」と思ったら、まず熱を測りましょう。 熱は脇の下に汗をかいていたら、拭いてからはかりましょう。正しい図り方の詳しくはテルモのページで→こちら また、暖房器具の近くだったり、食事をしながらだったり、測っている間に動いたりすると正しく測れませんの注意しましょう。   2: 平熱からどの程度差があるかをチェックする。 普段から自分の平熱がどのくらいか・・を知っておくのがベストです。 平熱36.5度の人にとって「急に高熱が!」とは、38.5度以上というのが目安です。 ですから、普段から体温が低く35.6度程度の人にとっては、37.5度以上だと高熱という判断になるケースも多いと思います。   3: 熱以外の症状をチェックする。 高熱が急に出た時に気をつけるのは他の症状です。 インフルエンザなどで高熱が急に出た場合は「悪寒」という表現の症状があります。これは、頭が熱でぼーっとしているのに、背中がぞくぞく~~~とする感じのことです。この「ぞくぞく~~」という感覚は体温が上がっている最中です。無理に動かず、すぐ安静にしましょう。 また、インフルエンザの場合によく見られるのが「体の痛み」です。特に肩や腕、背中などに痛みがでてきます。なにかにぶつけたような痛みではなく、体の中や関節の中からじわじわっと痛みが出てくる感じです。 インフルエンザに感染すると、これらの症状が半日の間にでてきます。すごく早いので、すぐわかります。 インフルエンザの場合は病院にいって検査を受けたのち、抗インフルエンザ薬を処方してもらうか、病院に行く時間が無い方は、市販の麻黄湯で対応できます。 逆に、それ以外の症状が、「鼻、咳、痰」などのいわゆる「風邪の症状」であれば、いわゆる「感冒性症候群」になります。 その場合は、いわゆる市販の「総合感冒剤」というものを使いましょう。 4: 適切な薬を選んで飲みましょう。 インフルエンザの場合で病院で薬を処方して薬局で抗インフルエンザ薬をもらった場合は、医師の指示通り服用するのはもちろんですが、ウイルスを抑えているだけですので、いくら「動ける状態」でも自宅で安静にしておくのが大切です。やはり、3日間ほどは自宅待機をおすすめします。 一般の風邪の場合、つまり「急な高熱と体の痛み」がない場合、これは新型コロナウイルスに感染しても症状が軽症の場合も当てはまることですが、まず市販の総合感冒剤で様子を見ます。 葛根湯などもよく風邪の初期症状でつかわれますが、咳や鼻水がひどい場合は、葛根湯でも抑えきれないときがあり、やはりこれらの症状を抑える成分が配合されているものが良いです。 葛根湯に咳止めや鼻水をとめる成分が配合されててカプセルで飲みやすいお薬も出ていますので、どれがいいか迷われたらご相談ください。 また、37度程度の微熱が3日以上続いていてスッキリしない場合は「風邪の後期症状」になりますので、体力を回復させる生薬「柴胡」が配合されている柴胡桂枝湯がおすすめです。 冬は初期症状と後期症状の2種類の風邪薬を常備しておくことをおすすめします。 5: 薬を飲んで熱がどの程度下がるかをチェック 薬を飲んでから、約1時間~1時間半程度で薬の効果が出てきます。 このときに、熱が38.5度から37度前半まで下がっていれば薬が効いているので大丈夫です。インフルエンザで症状がひどい場合は、37.8度など下がりきらない場合もあります。小さいお子さんで風邪薬を飲んで1時間~1時間半ほどしても熱が下がらない場合は小児科へ行くことをおすすめします。その際、飲んだ薬と時間を医師の先生に報告してください。 また、熱や鼻水、咳などの症状が収まってきた場合でも、これはあくまで薬が効いているだけ・・であって、風邪が治っているのではないことを理解しておいてください。 薬は5~6時間程度で体からなくなり、効果がなくなります。 すると、これまで抑えていた症状が出てきます。これは治っていないのではなく、単に「薬の効果がきれた」だけと思ってください。 総合感冒剤の「飲み方」に 1日3回 とか帰れている場合が多いですが、これは3回まで飲めます・・という意味でもあると同時に、 「まずは1日3回できっちり飲んでください」という意味でもあります。 特に総合感冒剤の場合はそういう意味です。 朝ごはんの後に薬を飲んだら、お昼ごはん時にはまた症状がでてくる・・これは当たり前なんですね。 で、お昼ごはんの後にまた、薬を飲んで安静にしておく。   6: 薬が切れてきた時間の症状の「ぶり返し」を確認しよう。 薬の効果がきれてきて症状がでてきても、熱を測ったり、症状の程度を自分でチェックすることは忘れずに。 熱がぶり返しても、薬を飲む前より少し下がってきている・・・例えば薬を飲む前は38.5度だった。薬を飲んで37.2度まで下がったけど、薬が切れてぶり返した。でも、熱は38.0度だった・・というように。 いくら薬を飲んでも急に熱は下がりません。 他のブログでもお伝えしているように、 「熱が続くと体力を消耗して、ウイルスが増殖して風邪が治りにくい」ので、解熱剤をつかって熱を下げ、体力の消耗を防ぎ、自己免疫がウイルスと戦ってくれるのをサポートするわけです。 また、鼻水や咳の症状も同じで、症状が続けば鼻炎、気管支炎、肺炎などの合併症を引き起こしやすくなるので総合感冒剤を飲んで、症状を抑えて合併症を防ぎ、体力を維持することが目的になります。 薬を飲む前と飲んだあとでは、いくら薬の効果が切れても、少しずつ段階的に症状が軽くなっていればOKです。 咳の回数が減った、鼻水をかむ回数が減った・・などで判断していきましょう。 風邪薬を飲んで、少しずつ症状が改善しているのであれば、大丈夫です。油断せず、消化の良いものを食べ、体を暖かくし、体力が消耗するような活動はせず、安静にすごしてください。   7: 熱が下がっても安静は続けましょう。 この季節、当薬局でもよく抗インフルエンザ薬をお渡しする際に「熱が下がっても安静にしておいて下さい」とお声がけすることが多いんです。 それは、いくら抗インフルエンザ薬を飲んでいたとしても、飲んだからすぐ体のウイルスが全滅しているのではなく、ウイルスの増殖を抑えているだけになります。 薬は万能ではありません。 やはり、大事なのは基礎体力と免疫力です。 自己免疫力による防御ほど強いものはないのです。 ですから、抗インフルエンザ薬や総合感冒剤で熱が下がり、症状が改善しても油断せず、安静にしてください。 以前、子供さんがインフルエンザにかかったのですが、抗インフルエンザ薬を飲んで症状が治まったから、すぐに海外旅行に連れて行ってしまった方もいらっしゃいました。 薬を飲んで抑えても、ウイルスは口腔から出て感染させてしまうリスクがゼロになっているわけではありません。 新型コロナウイルス対策と区別することなく、「風邪を引いたら、症状が収まっても安静にして、体調が100%戻るまで自宅で過ごす」ことが大切です。 また、「安静ってなに?」っていうことですが、 1)外を出歩かない 2)家の中でもゲームをしたり、動いて遊ぶような活動をしない 3)とにかく寝る。 4)お風呂は1~2日程度は控える。(湯冷めを避けるため) 5)どうしても汗をかいて気持ち悪かったら、熱めのお湯にささっとはいる。長湯はしない。熱めのシャワーでもOKです。 6)消化の良いものを食べる。胃腸が弱っていて消化能力が落ち、栄養の摂取効率がわるくなるので。タンパク質も卵やホットミルクなどでしっかりとりましょう。 7)薬を飲んだら寝る。お布団で暖かくすると汗をかいてきます。汗をしっかりかくことで熱が下がりやすくなります。着替えのパジャマと汗を拭くタオルを用意しておきましょう。 8)汗がではじめたら、10~30分ほど・・汗ができるまで我慢しよう!汗がでるのがおさまったら、すぐに体を拭いて着替えてください。 9)汗をかいた後はポカリなどで水分補給をしっかりしましょう。 8: まず3日間が目安! 風邪の症状が出た場合、まずは3日間、薬をきちんと飲み安静にする生活をしてください。 薬で症状がかるくなっても、薬が効いているだけで体力がもどるのには少しかかります。 3日間で症状が改善したらもう大丈夫。 逆に、薬を飲んでも咳がおさまらなかったり、痰の色が変わってきたり、鼻詰まりがひどくなってきた場合は薬局で相談するか、病院に行きましょう。   家庭医学の知識をしっかり身につけて、今年の冬を無事に乗り切ってください。

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喉が痛くなる季節になりました。

喉が痛くなる季節になりました。

喉が痛くなる季節、どうやって乗り越えよう?

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秋の冷たい飲み物は免疫力に影響します。

秋の冷たい飲み物は免疫力に影響します。

10月に入り、朝晩の気温差が10℃になることもしばしば。 こういう日は本当に体が堪えます。 朝は肌寒くって、羽織物がないと寒く感じるのに、日中の日差しの下にいると汗ばんできて、半袖くらいの気温。 この時間はカフェなどで一息つく人も多いのではないでしょうか? そんなとき、あなたはどんな飲み物をオーダーしていますか? アイスコーヒー、フラッペ、フラペチーノなどなど・・ 昼間の暑い時間帯は飲みたいですね~。 でも、そこで!!! あなたが少しでも冷え性の可能性があれば、いまあなたが飲みたがっている冷たい飲み物は、冬の冷え性を助長させてしまう可能でがあるのです! 冬に冷え性が悪化すると、体温が低くなり、体の免疫力も低下します。 これから、コロナやインフルエンザに備えて体の免疫力をキープするには、体を冷えから守る食習慣が大切です。   暑い昼間の一息は・・・一旦カフェに入って、少し体が冷めてから、 温かいものをオーダーしてください。 この、何気ない習慣が、冬のあなたの体を冷えから守ってくれます。

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この季節の感染症はコロナだけじゃないですよ~

この季節の感染症はコロナだけじゃないですよ~

秋! 朝夕の気温が少しずつ下がってきて、 「あ、涼しい」と感じる日もちらほら。 そして、ここ最近、小さなお子様の熱についての問い合わせが増えました。 季節の変わり目はコロナだけじゃなく、様々な感染症の季節なのです。 では、一体、今は自分たちの地域でどんな感染症があるのでしょう。 それは、地域の感染症情報を見るとわかります。 調べ方は簡単! Google検索でご自身の住んでいる行政区と「感染症サーベイランス」または「感染症情報」と入力するんです。 例えば、 「奈良市 感染症情報」→結果はここ 「足立区 感染症サーベイランス」という具合に。→結果はここ 地区の保健担当部署や地区の医師会のページに記載されていることが多いんです。 県単位の情報もありますが、やはり子供さんの活動範囲を考えると市町村のほうがいいと思います。 で、見てみると案外・・・え?コロナより他のほうが多い?っていうことも。 そうなんです。 新型コロナウイルスは「新型」ということだったので法律で一番厳しい管理を必要とする「指定感染症」にランクインさせられているので、感染者の報告がメディアでされることがおおいのです。 メディアでは指定感染症から外したほうがいいという意見もここ最近は出てきているようですが、複数のゲノムタイプが判明してきていますし、治療薬、ワクチンの目処がつくまでもう少し掛かりそうですから、もう少し先になるのではと個人的には思っています。 さて、では家族で発熱や体調を崩す人がいたらどうしたらいいのか? チェック項目は以下のとおりです 1)食事や水分が取れているかどうか 2)機嫌がいい、家の中ではそこそこ動ける状態かどうか 3)熱以外の症状があるかどうか。喉の痛み、耳の下の腫れや痛み、下痢、吐き気、咳。 1)と2)の状態であれば、市販の解熱剤や鼻水や咳、喉の軽い痛みがある人は風邪薬を飲んで寝てください。お風呂はやめてください。軽く熱めのシャワーを浴びたり、熱めのお風呂にささっと入るくらいはOKです。髪の毛の長い女性は湯冷めして症状が悪化することもあるので、髪の毛を洗うのは控えたほうがいいでしょう。 体力があっても、外に出歩いたり、夜ふかししたりは厳禁です。 家にいるからと言ってゲームに熱中するのも厳禁です。 ベッドに入って体を休ませてください。 3)の場合、風邪薬を1~2回のんでみてください。症状が改善してきているのであれば、上記と同じ方法で体を休ませてください。  風邪薬を飲んでも症状が改善しない場合には、病院に行きましょう! その際、医師の先生に伝えるべき情報は・・ 「いつから症状が出てきたか」 「これまで、どんな薬を飲んだか」 「飲んで実際はどうだったか?」 「食欲、便通はどうか?」 このあたりは重要ポイントです。 また、熱が38度近くある場合は、必ず病院に行く前に事前に電話を入れておきましょう。 さらに、病院や診療所では入り口に必ず案内が書いてあります。 他の患者さんに迷惑がかからないように、その指示に従ってください。 これからは季節柄、普通に感染症が増える時期です。 コロナだけではありませんので、逆に熱がでたからといって「コロナかも!」と怖がる必要はありません。 特に子供さんは、こういう感染症を繰り返して免疫力をつけながら成長してきます。 大事なのは「感染しないこと」ではなく 「感染しても、軽症で済ませる」ための基礎体力、基礎免疫力をしっかりつけてあげることです。 早く、コロナ騒動が落ち着くといいですね。    

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食欲の秋ですが、胃の調子悪くなっていませんか?

食欲の秋ですが、胃の調子悪くなっていませんか?

さて、台風一過、日増しに涼しい時間が増えてきました。 秋の風が吹いてきて・・・実りの秋、食欲の秋! でも、何となく 「胃が重い」 「食べると胃が痛くなる」 「食欲がない」 「食べる前に胃がシクシクする」 「一度にたくさん食べれない」   そんなことありませんか? 実はこれらの症状は、夏の暑いときの食べたものが影響してるんです。 今年の夏はとても暑く「猛暑」続きでした。 さらに、コロナ対策でマスク着用、歩いていてもあちこちがドアや窓が開け放たれていて、クーラーもきいていない室内で汗だくの毎日。 冷たいドリンクが手放せなかった人も多いのでは? そんなあなたの胃は、実は「冷えて動きが鈍い」状態になっているんです!! 胃の周りにはたくさんの血管があり、「胃」という臓器に酸素を送り、正常に動かしています。 しかし、 冷たいものを飲みすぎると、胃が冷えて、この血液の循環が悪くなります。 気温が厚く、体がほてっているときはそれでも大丈夫なのですが、いざ外気温が下がってくると、これまで冷やしたツケのように、ぐぐ~っと血液の循環が悪くなってしまいます。 その状態が胃を不調にさせているのです。 ですから、対処は簡単。 「胃を温める」ことで解決なんです。 最近では胃が不調だとすぐ病院にいって、医師から処方された薬をもらう方も増えましたが、実は処方される薬の中では「健胃薬」:胃を健康な状態にする薬というのは少なく、実際は *胃の粘膜を保護する薬 *胃の酸を中和する薬 *胃の蠕動運動を活発にする薬 などです。でも「冷えて動かなくなった胃」の胃酸を抑えてしまうとさらに消化能力が低下してしまいます。胃が弱くなったことで胃酸に対する防御力が低下している一時期であれば、胃酸による胃の痛みは和らぎますが、胃を健康な状態に戻すことはできない薬なんですね。 胃の不調は市販の薬の方が効果があるケースもよくあるんです。 健胃薬と呼ばれる市販薬には *胃を温める成分 *胃酸から粘膜を守る成分 *食べ物の消化を助ける成分 *胃酸の出すぎを抑える成分 などが複数配合されています。 胃の不調は総合的なアプローチの方が結果的に、「胃の働きを正常に戻す」効果があるのだと思います。 当店おすすめは ガロールとガロールマックS 「良薬口に苦し」とでもいわんばかりの苦い粒と粉。 これは消化を助ける古来からの成分「熊の胆(くまのい)」と「オウバク、オウゴン」という胃腸薬としてずっと使われてきた生薬の味。 特に熊の胆は、ウルソデオキシコール酸を含み、たんぱく質つまりお肉の消化力がアップします。 また、胃全体を温める効果があり、1週間ほどで胃が暖かく感じられる人も。 この商品はメーカーからネット販売を規制されている商品ですので、気になる方はメールでお問合せ、または各店へお電話ください。 お待ちしております。  

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子供さんが発熱で心配なお母さまへ

子供さんが発熱で心配なお母さまへ

子供が発熱!でも、焦らないで大丈夫です。

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お薬整理袋BROWN BAGの販売を始めます。

お薬整理袋BROWN BAGの販売を始めます。

当店ではレジ袋有料化の機会を「環境保全取組スタート」の機会ととらえ、 薬局店頭で使用するレジ袋を有料化だけでなく極力制限するという観点から、 また、 当店の基本姿勢である「お薬を正しく使っていただく」ことが重要であるという点から、 今回、 レジ袋の代わりに 薬局セブンファーマシー特製の BRWON BAG (ブラウンバッグ)を2サイズ、1枚5円で販売することにしました。 エコバックの代わりとして、またお薬の整理袋として活用していただければと思います。 サイズは2サイズ。自宅でそのまま置いてもインテリアを壊さないナチュラルなデザイン。   表のデザインは自由自在にお薬を飲むためのメモや記録として使えます。 子供さんの名前と薬を書いておいたり・・   飲む時間のアイコンにチェック! 家族の誰かが「朝、薬飲んだの?」と声をかけやすくなります♪ 裏はお薬をもらった日付や医院の記録もとれます。 水薬などの少し思い薬も入ります。 薬がそのまま残っていたら、残った薬を入れたまま、薬局までお持ちください。 薬剤師が確認し、ご相談させていただきます。

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子供が2日ほど微熱がでています。

子供が2日ほど微熱がでています。

昨日、ウェブの問い合わせから 「10代男子 二日間微熱が続いている」というメッセージが届きました。 その後、こちらからいくつかご質問を投げさせていただきましたがお返事をいただけなかったので、こちらに一般論として記事を書くことにしました。   さて、子供の熱。 これは世のお母さま方にとっては「病院にいったほうがいいのかしら?」「学校に行かせてもいい?」などと悩みの種ですね。   10代の子供といっても10歳と18歳では体温調節機能の成長程度が全く違うので熱の原因も異なってきます。 薬の飲む量などの基準でいくと15歳が一つの目安のような気がします。 15歳以上か15歳以下か・・・です。 15歳以上だともう体もかなり成長してきて大人顔負けの体格の子もいます。 一般的に「子供」と称されているのは15歳以下と考えていってもいいでしょう。   そして「子供の熱」ですが、これに関しては私がいろいろ言うよりも、専門家の先生方がたくさんウェブ上に情報を掲載しています。 わかりやすいのはテルモさんのページ https://www.terumo-taion.jp/fever/qanda/01.html   あと、こちらの小児科の先生のページもとても分かりやすいです。 https://child-clinic.or.jp/hatsunetsu   さて、これらのページをよく読んでみると共通しているのが 「急な発熱、38度になったら病院へ」です。 では、38度以下の時は? まず子供の微熱は 1)細菌感染だが症状が軽い 2)ウイルス感染しているが症状が軽い 3)体温調節がうまくいってない 4)疲労やストレス という可能性が高いです。 では、それぞれの項目を詳しく見ていきましょう。   1)細菌感染だが症状が軽い 1)の細菌感染の場合でも体力があれば2,3日でけろっとしてる子供もいます。薬を飲まなくても症状が軽く済む場合もあります。が、細菌感染の場合は他の症状がでることがほとんどです。 膀胱炎ならトイレの回数が増えたり、残尿感、排尿時痛みなど。おむつをしている場合はおしっこのにおいがいつもと違う鼻にクンッとくるような刺激臭がありますのでわかりやすいです。色もいつもより濃かったり出血があれば少し赤みがかっていたりします。 食中毒など消化器官の感染なら下痢、軟便、お腹がはったり、チクチク痛んだりします。また、腹膜などが細菌感染した場合はお腹をちょっと押すと痛みがあったり、お腹全体から腰の方まで痛くなることもあります。 あと、中耳炎や咽頭炎なども耳の痛みやのどの痛みでわかります。 このような症状があればすぐ小児科に受診し、医師の診断のもと適切な抗生物質を処方してもらう必要があります。   2)ウイルス感染しているが症状が軽い さて、今話題の(笑)ウイルスです。 ウイルスは本当に一杯種類があって、私たちが普通に「風邪をひいたかも」という場合もウイルスです。 これまで人に感染する「コロナウイルス」は4種類確認されていました。(国立感染研究所)→こちら 今回の新型コロナウイルスは「新型」ではあるのですがコロナウイルスの仲間ですが、まだ不明な点も多く、重症化するケースの重症度が重いことや、ワクチンがまだできていないこともあり、現在は「法定感染症」に指定されています。 最近分かっているのは、「子供に感染しても軽症のケースが多い」ということだと思います。学校が再開され、クラスター感染があるとは報道されているものの、無症状だったり、軽症のケースが多いようです。 ウイルス感染はウイルスの特徴によって、大人より子供の方が重症になるものもあれば、おたふくのように子供の方が軽症で、大人になってかかった方が重症になるものがあります。今回の新型コロナウイルスはどうやら「子供の方が症状が軽い」という状況が見えてきました。しかし、まだまだ、「どの程度子供の方が軽症なのか」というデーターは出ていません。それはこれからだと思います。 そして、大事なことは細菌感染と違うところは抗ウイルス薬は種類が少なく、抗生物質に比べ人体への副作用も出やすいということです。こちらのサイトがとても分かりやすいです→こちら 新型コロナウイルスの治療薬として候補に挙がっているのは ヒドロキシクロロキン、 ロピナビル・リトナビル、 レムデシビル、 ファビピラビル、 トシリズマブ  (新型コロナウイルス感染症治療薬候補の臨床試験/研究に関する文献情報 (国立医薬品食品衛生研究所 医薬安全科学部)より) の5種ですが、昨日、抗マラリア薬のヒドロキシクロロキンが効果がないという論文が発表されました。→こちら ところが!この論文がなんと撤回!それもランセットで!研究に片足を突っ込んでいる私としては衝撃的なニュースでした。→こちら こういう治験薬の研究は背後に製薬会社や保険会社が絡んでいることもあって(笑)、まあ、なんともかんとも。 このヒドロキシクロロキンが使えなくなるのは途上国にとっては大変ショックなことだと思います。それはヒドロキシクロロキンは抗マラリア薬としてWHOのエッセンシャルドラッグにもなっており途上国ではひかくてき安く手に入りやすい薬です。これが使えるほうが途上国支援にはいいですし、これが使えないほうが新しい薬を売りたい製薬業界にはいいですし・・ね。 さて、話を戻しましょう。 こういう状況ですので抗ウイルス薬というのはそうそう簡単に世の中に出てくるものではないんですね。 かといって、抗ウイルス薬がないと治らないのでは?と心配されるかもしれませんが、それは大丈夫。 普通の風邪もウイルスですが、抗ウイルス薬なんて飲まなくても治ってますよね。症状を抑える風邪薬だけで、後は学校を休んだり、部活を休んだりして治ってます。 インフルエンザも同様です。今でこそ抗インフルエンザ薬が発売されていますが、それもほんの20年ほど前で、それまではワクチンだけでした。そのワクチンも、流行によって「あたり」「はずれ」があって、ワクチン製造段階の予測が外れると、その年のインフルエンザ患者は膨大になり、学級閉鎖や学校閉鎖も。 今回の新型コロナウイルスも、学校がお休みなりました。要はずっと「学校閉鎖」になっていたんですね。ただ、期間が長いのでオンライン授業などで対応していたわけです。 いまはまさに、その状況だと思います。 ウイルス感染している場合の子供さんの微熱は、朝に熱が下がり、夜になると上がってくることが多いです。子供さんの体力によって変化するんですね。だから、体力を消耗しないようにすること、体を冷やし過ぎない、運動や外出、外で友達と遊ぶのも控えて、体力を温存し、体がウイルスと戦えるようにしてあげることが大切です。 「微熱だけだからちょっとぐらい出かけてもいいか」は厳禁です。体力が落ちたときにウイルスがどの程度繁殖するかは未知です。子供さんが出かけたがっても、「いま体がウイルスと戦っているから、出かけるのはやめよう」といって教えてあげてください。これが、自分で自分の体を守るための教育にもつながります。   3)体温調節がうまくいってない ここ最近、夏日のような気温の日があります。 3月ごろからずっと自粛で自宅にいた子供が急に学校へ行きだしたタイミングで夏日、湿度もぐぐ~っと上がっています。 こういう時は熱中症にもなりやすいんです。 熱中症までいかなくても、体の中に熱がこもったままうまく発汗などで体温調節ができない子供さんも多いでしょう。 それは、この数か月の自粛にも原因があります。本来であれば学校に行き、外で遊んで外気温に触れる時間が長く、季節の変化に体が調節されていくのですが、自粛でずっと家。エアコンで除湿になっていた家もおおいのではないでしょうか。 外気温に触れる時間も少なく、体温調節機能がうまく働かなくなっている場合もあります。 微熱があった日の子供の活動内容(急に運動をしたなど)や気温もチェックしてみてください。自宅に帰ってきて、夜ごろに熱が下がっていればこれが原因のことも多いです。熱が上がってくる場合は感染などの疾患の可能性が考えられます。 4)疲労やストレス 子供でも、普段から学校があまり好きではなかったり、友達付き合いが苦手な子はこの自粛期間がちょうどよかったという場合もあります。 ところが、学校が始まってしまいました。これまで一人で過ごす時間が天国だった子供さんにしたら、もうストレス以外の何物でもないんですね。 で、ストレスのある子供は「仮病」として頭が痛い、胃が痛いなどの症状を母親に訴える場合もありますが、実際にその症状が出てくる子も意外に多いんです。 詳しくはこちらの先生の記事が分かりやすいです→こちら   さて、次にお母さんが悩むのは病院に行くか行かないかのチェックポイント これは薬局でもよく聞かれることでもありますし、小児科の処方箋を持ってこられたお母さんが「微熱だから来てみたら先生に病院に来るほどでもないといわれた。薬が欲しいといったら解熱剤は不安だろうから出しておくけど、飲まなくてもいいといわれた」というケースにちょくちょく出くわします。 では、お母さんは子供さんの熱にたいして、どういうチェックをしていけばいいのでしょう。薬剤師としてお伝えできるのは以下の6項目。 1)朝と夜の熱 *朝から熱が37.5度以上ある。→感染症の可能性第。小児科へ *夜になると熱が38度くらいにまで上がる。→上がり方が緩やかで38度前半、体力があるようなら市販の解熱剤で様子を見る。ぐったりしていたり、熱の上がり方が急激で悪寒があるようならすぐ小児科へ 2)熱以外の症状があるかどうか   *咳、鼻水、耳の痛み、頭痛、めまい、だるさ、発疹、かゆみなど→アレルギー症状や風邪の場合も多い。まずは症状抑える薬で様子を見る。2-3日しても症状がよくならないなら病院へ 3)子供の機嫌や顔つき *機嫌が悪かったり、顔色が悪い、顔つきがちょっとおかしいなど→検査などが必要な病気の可能性もあるので小児科へ 4)トイレの回数や便の状態 *トイレに1~2時間おきにいく。しょっちゅう水を飲む→膀胱炎や尿道炎などの可能性がある。しっかり水分を取って病院へ *下痢を起こしている。便の色が白っぽいなど →食中毒などの感染の可能性がある。微熱程度の場合は市販の下痢止めなどでも対処可能。冷や汗が出たり、腹痛がひどい場合は病院へ 5)食欲 *いつもより食欲がない → ストレスなのかだるいのかという見極めが難しい・・・好きなおやつは食べられるならストレスの可能性が大。椅子に座るのがしんどかったり、体がかったるいようならウイルスなどの感染の可能性もあるが、消化のいい食事を食べさせて様子を見る。その後の症状の変化で対応していく。 *塩辛いものばかり食べたがる→軽い脱水の可能性。ポカリやアクエリアスなど。乳幼児はビーンスタークなどで水分補給 6)子供が過ごしている部屋などの環境 *子供のいる部屋の気温やエアコンの状態、扇風機の使い方などをチェック。体の冷やし過ぎによる微熱の可能性もある。   子供の微熱はなかなか判断が難しいですが、薬局で相談を受けていても、微熱が出るまでの状況と微熱の状況などをお伺いしないとなかなか適切なアドバイスができないくらいです。 でも、どんなお母さんでも、ご自身の子供さんの薬をいつももらってい薬局があるはず。ですから、こういう時こそ、薬局の薬剤師に相談してください。 子供さんのお薬手帳を見てください。 最近お薬をもらった薬局の電話番号がそこに書いてあります。 こまったら、そこに電話してみましょう。

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