熱が出た!・・・どう判断したらいいの?

熱が出た!・・・どう判断したらいいの?

冬到来!

今年はメディアが「新型コロナ」で騒ぎ立てますが・・

いえいえ、もともと冬は風邪が流行る時期なんです。そして風邪のもとはウイルスでその30%は普通のコロナウイルスなのです!

「普通の風と同じだからへっちゃら~~」というのではなく、

風邪は万病のもと

ということを忘れることなく、普通の風邪でもしっかり予防していきましょう。

また、冬はインフルエンザも流行ります。

新型コロナウイルスでも熱や咳などの症状が出ないのは約70%という情報もありますが、インフルエンザは感染するとほぼ確実に高熱がでます。

熱にしっかり対応する「家庭医学」の知識を身に着けて、早い対処で症状を軽くしていきましょう!

 

今日のお題です♪

1: 熱が出たら正しいポジションで測る。

2: 平熱からどの程度差があるかをチェックする。

3: 熱以外の症状をチェックする。

4: 適切な薬を選んで飲みましょう。

5: 薬を飲んで熱がどの程度下がるかをチェック

6: 薬が切れてきた時間の症状の「ぶり返し」と確認しよう。

7: 熱が下がっても安静は続けましょう。

8: まず3日間が目安!

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1: 熱が出たら正しいポジションで測る。

「熱っぽいな」と思ったら、まず熱を測りましょう。

熱は脇の下に汗をかいていたら、拭いてからはかりましょう。正しい図り方の詳しくはテルモのページで→こちら

また、暖房器具の近くだったり、食事をしながらだったり、測っている間に動いたりすると正しく測れませんの注意しましょう。

 

2: 平熱からどの程度差があるかをチェックする。

普段から自分の平熱がどのくらいか・・を知っておくのがベストです。

平熱36.5度の人にとって「急に高熱が!」とは、38.5度以上というのが目安です。

ですから、普段から体温が低く35.6度程度の人にとっては、37.5度以上だと高熱という判断になるケースも多いと思います。

 

3: 熱以外の症状をチェックする。

高熱が急に出た時に気をつけるのは他の症状です。

インフルエンザなどで高熱が急に出た場合は「悪寒」という表現の症状があります。これは、頭が熱でぼーっとしているのに、背中がぞくぞく~~~とする感じのことです。この「ぞくぞく~~」という感覚は体温が上がっている最中です。無理に動かず、すぐ安静にしましょう。

また、インフルエンザの場合によく見られるのが「体の痛み」です。特に肩や腕、背中などに痛みがでてきます。なにかにぶつけたような痛みではなく、体の中や関節の中からじわじわっと痛みが出てくる感じです。

インフルエンザに感染すると、これらの症状が半日の間にでてきます。すごく早いので、すぐわかります

インフルエンザの場合は病院にいって検査を受けたのち、抗インフルエンザ薬を処方してもらうか、病院に行く時間が無い方は、市販の麻黄湯で対応できます。

逆に、それ以外の症状が、「鼻、咳、痰」などのいわゆる「風邪の症状」であれば、いわゆる「感冒性症候群」になります。

その場合は、いわゆる市販の「総合感冒剤」というものを使いましょう。

4: 適切な薬を選んで飲みましょう。

インフルエンザの場合で病院で薬を処方して薬局で抗インフルエンザ薬をもらった場合は、医師の指示通り服用するのはもちろんですが、ウイルスを抑えているだけですので、いくら「動ける状態」でも自宅で安静にしておくのが大切です。やはり、3日間ほどは自宅待機をおすすめします。

一般の風邪の場合、つまり「急な高熱と体の痛み」がない場合、これは新型コロナウイルスに感染しても症状が軽症の場合も当てはまることですが、まず市販の総合感冒剤で様子を見ます。

葛根湯などもよく風邪の初期症状でつかわれますが、咳や鼻水がひどい場合は、葛根湯でも抑えきれないときがあり、やはりこれらの症状を抑える成分が配合されているものが良いです。

葛根湯に咳止めや鼻水をとめる成分が配合されててカプセルで飲みやすいお薬も出ていますので、どれがいいか迷われたらご相談ください。

また、37度程度の微熱が3日以上続いていてスッキリしない場合は「風邪の後期症状」になりますので、体力を回復させる生薬「柴胡」が配合されている柴胡桂枝湯がおすすめです。

冬は初期症状と後期症状の2種類の風邪薬を常備しておくことをおすすめします。

5: 薬を飲んで熱がどの程度下がるかをチェック

薬を飲んでから、約1時間~1時間半程度で薬の効果が出てきます。

このときに、熱が38.5度から37度前半まで下がっていれば薬が効いているので大丈夫です。インフルエンザで症状がひどい場合は、37.8度など下がりきらない場合もあります。小さいお子さんで風邪薬を飲んで1時間~1時間半ほどしても熱が下がらない場合は小児科へ行くことをおすすめします。その際、飲んだ薬と時間を医師の先生に報告してください。

また、熱や鼻水、咳などの症状が収まってきた場合でも、これはあくまで薬が効いているだけ・・であって、風邪が治っているのではないことを理解しておいてください。

薬は5~6時間程度で体からなくなり、効果がなくなります。

すると、これまで抑えていた症状が出てきます。これは治っていないのではなく、単に「薬の効果がきれた」だけと思ってください。

総合感冒剤の「飲み方」に

1日3回 とか帰れている場合が多いですが、これは3回まで飲めます・・という意味でもあると同時に、

「まずは1日3回できっちり飲んでください」という意味でもあります。

特に総合感冒剤の場合はそういう意味です。

朝ごはんの後に薬を飲んだら、お昼ごはん時にはまた症状がでてくる・・これは当たり前なんですね。

で、お昼ごはんの後にまた、薬を飲んで安静にしておく。

 

6: 薬が切れてきた時間の症状の「ぶり返し」を確認しよう。

薬の効果がきれてきて症状がでてきても、熱を測ったり、症状の程度を自分でチェックすることは忘れずに。

熱がぶり返しても、薬を飲む前より少し下がってきている・・・例えば薬を飲む前は38.5度だった。薬を飲んで37.2度まで下がったけど、薬が切れてぶり返した。でも、熱は38.0度だった・・というように。

いくら薬を飲んでも急に熱は下がりません。

他のブログでもお伝えしているように、

「熱が続くと体力を消耗して、ウイルスが増殖して風邪が治りにくい」ので、解熱剤をつかって熱を下げ、体力の消耗を防ぎ、自己免疫がウイルスと戦ってくれるのをサポートするわけです。

また、鼻水や咳の症状も同じで、症状が続けば鼻炎、気管支炎、肺炎などの合併症を引き起こしやすくなるので総合感冒剤を飲んで、症状を抑えて合併症を防ぎ、体力を維持することが目的になります。

薬を飲む前と飲んだあとでは、いくら薬の効果が切れても、少しずつ段階的に症状が軽くなっていればOKです。

咳の回数が減った、鼻水をかむ回数が減った・・などで判断していきましょう。

風邪薬を飲んで、少しずつ症状が改善しているのであれば、大丈夫です。油断せず、消化の良いものを食べ、体を暖かくし、体力が消耗するような活動はせず、安静にすごしてください。

 

7: 熱が下がっても安静は続けましょう。

この季節、当薬局でもよく抗インフルエンザ薬をお渡しする際に「熱が下がっても安静にしておいて下さい」とお声がけすることが多いんです。

それは、いくら抗インフルエンザ薬を飲んでいたとしても、飲んだからすぐ体のウイルスが全滅しているのではなく、ウイルスの増殖を抑えているだけになります。

薬は万能ではありません。

やはり、大事なのは基礎体力と免疫力です。

自己免疫力による防御ほど強いものはないのです。

ですから、抗インフルエンザ薬や総合感冒剤で熱が下がり、症状が改善しても油断せず、安静にしてください。

以前、子供さんがインフルエンザにかかったのですが、抗インフルエンザ薬を飲んで症状が治まったから、すぐに海外旅行に連れて行ってしまった方もいらっしゃいました。

薬を飲んで抑えても、ウイルスは口腔から出て感染させてしまうリスクがゼロになっているわけではありません。

新型コロナウイルス対策と区別することなく、「風邪を引いたら、症状が収まっても安静にして、体調が100%戻るまで自宅で過ごす」ことが大切です。

また、「安静ってなに?」っていうことですが、

1)外を出歩かない

2)家の中でもゲームをしたり、動いて遊ぶような活動をしない

3)とにかく寝る。

4)お風呂は1~2日程度は控える。(湯冷めを避けるため)

5)どうしても汗をかいて気持ち悪かったら、熱めのお湯にささっとはいる。長湯はしない。熱めのシャワーでもOKです。

6)消化の良いものを食べる。胃腸が弱っていて消化能力が落ち、栄養の摂取効率がわるくなるので。タンパク質も卵やホットミルクなどでしっかりとりましょう。

7)薬を飲んだら寝る。お布団で暖かくすると汗をかいてきます。汗をしっかりかくことで熱が下がりやすくなります。着替えのパジャマと汗を拭くタオルを用意しておきましょう。

8)汗がではじめたら、10~30分ほど・・汗ができるまで我慢しよう!汗がでるのがおさまったら、すぐに体を拭いて着替えてください。

9)汗をかいた後はポカリなどで水分補給をしっかりしましょう。

8: まず3日間が目安!

風邪の症状が出た場合、まずは3日間、薬をきちんと飲み安静にする生活をしてください。

薬で症状がかるくなっても、薬が効いているだけで体力がもどるのには少しかかります。

3日間で症状が改善したらもう大丈夫。

逆に、薬を飲んでも咳がおさまらなかったり、痰の色が変わってきたり、鼻詰まりがひどくなってきた場合は薬局で相談するか、病院に行きましょう。

 

家庭医学の知識をしっかり身につけて、今年の冬を無事に乗り切ってください。

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