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自分の健康は自分で守ろう~セルフメディケーションのススメ~

薬剤師が伝授する免疫力アップをする方法

薬剤師が伝授する免疫力アップをする方法

COVID-19のための外出自粛・・・ぼちぼち疲れてきていませんか? 「結局、体力があれば大丈夫だよね」という人もいる反面、 「新型コロナに感染したら薬はどうなるの?治らなかったらどうしよう?」と不安になる人も。 そんな不安な方に少しでも安心してもらうために、薬剤師として新型コロナに打ち勝つための方法をご案内したいと思います。 新型コロナウイルスに対する薬とは? 抗ウイルス薬が必要な人って? 免疫力と体力の違い 免疫力を付けるために エビデンスのある健康食品 新型コロナウイルスに対する薬とは? ではまず、新型コロナウイルスに対する薬についてですが、 新型コロナウイルスに感染した場合、100%完治させる薬は地球上には存在しません。   アビガンが使われているのは『効果があるかもしれないから使ってみよう』というレベルであって、効果が証明されているから使っているわけではありません。副作用もあります。 薬の効く仕組みから考えると、副作用のない『抗ウイルス薬』は100%あり得ないのです。 各国でも日本と同様、自国で承認されている薬の中から、新型コロナウイルスに効果のある可能性がある薬を使って模索しています。        2: 抗ウイルス薬が必要な人って? 重篤で命の危険がある場合は、副作用よりも命を守る方を優先します。したがって、現在「効果がある可能性がある」と考えられているアビガンを使うのです。 愛知県で新型コロナウイルス感染して隔離施設となっているホテルから「治療をしてもらえない」といって脱走??した方がおられるようですが・・・そもそも、新型コロナウイルスの治療は風邪の時と同様「症状の緩和」であって、入院が必要と診断されない限り、抗ウイルス薬は使用されません。 したがって、隔離施設での待機と判断されたということは「アビガンやほかの薬での治療が必要ないレベルです。自己免疫で治せますので、感染させないようにお部屋でじっとしていてください」といわれているわけですね。     3. 免疫力と体力の違い 体力と免疫力を同じと考えがちですが、実際は少し違います。 そもそも、体力というのは「運動機能」と「精神力」に分けられ、免疫だけでなく身体の能力や、ストレス抵抗性なども含めた全体的な「生きるための力」をさします。参考はこちら 免疫力は防衛体力の中の「機能」の部分に当てはまります。 つまり、運動能力が弱い人でも免疫力が強い人もいるということですし、「私は筋力もないし、運動も弱いから免疫が弱い」というわけではないのです。 したがって、免疫力を付けるということは「体の機能の防衛力をつけること」であって、今からジムやウォーキングをしたからといって免疫力がつくわけでもないのです。 「ジムで運動して免疫力を上げよう」なんていう人もいらっしゃるかもしれませんが、もともと運動していて規則正しい生活をしている人に免疫力がある可能性はありますが、いまからジムに行ったところで免疫力がすぐつくことはまずありえません。むしろ普段運動していない人が急に運動すると一時的に免疫力が低下する可能性もあるので、避けた方がいいと思います。     4. 免疫力を付けるために では、免疫力アップってどうしたらいいの?って思いますね。 それは 体の防御力をアップすること・・・ですので、ウイルスという敵が体に入ってきたときに働く細胞、マクロファージやキラー細胞などが「きちんと働くような体のベースを作っておく」ことが「免疫力アップ」ということになります。 体にウイルスが入ったときの細胞の働きは中外製薬さんのサイトがわかりやすいです。→こちら  で、これらの細胞が正しく働くようにするために体の状態をいい状態にしておく、それがいわゆる「健康な状態」になるんですね。   その健康な状態というのは、多くの細胞が活躍する肝臓や腸をいい状態にしておくことです。ですから、外出自粛だからと言って自宅でお酒を飲みまくったり、たばこを吸いまくったりするのは免疫力低下につながります。  *十分な睡眠をとる  *ビタミンやミネラルの多い食事をする  *腸内免疫をキープする  *便秘や下痢は治しておく  *運動は軽く、散歩など体の中の酸素を入れ替える感じ    5. エビデンスのある食品、健康食品  免疫力をアップする食品に関する情報はネット上でも様々です。 「結局、どれがいいのよ!?」と思いますよね。  ビタミンDがいいとか、カルシウムがいいとかいうのは当然で、もともと体の細胞を再生したり、代謝するのに関与しているビタミンやミネラルですから「体の調子を整える」→「結果、免疫力があがるよね」という話になります。したがって、ビタミンやミネラルについては、「一日に必要とされている量を適切に食事で摂っていればOK」ということになります。  ではビタミンやミネラル以外の成分はどうでしょう?  これまで食品として「がん細胞を抑える効果がある」とか「免疫に関与する」などのエビデンスがある食品がいくつかあります。 *キノコ類    いわゆる、霊芝やアガリクスに代表されるようにキノコ類の免疫力アップはご存じの方も多いでしょう。  アジア圏ではとても頻繁に商品が出回っていますが、一言でアガリクスといっても健康被害がでることがわかったものものあり、「原料はなにか」というのがとても重要になります。  舞茸も、神戸薬科大学の難波教授がマイタケフラクションを発見し一躍TVにも取り上げられました。(自身も難波教授の微生物学の授業を受けてました(笑))  また、昔はクレスチンという抗がん剤が保険医療で使われていて、原料はカワラタケというキノコ類の菌糸体なのです。  癌の代替療法として霊芝やアガリクス、フコイダンなども使われており、海外も含め文献がまとめられてあります。→こちら *腸内細菌  プロバイオティクスです。    ヤクルトに代表されるように、さまざまな種類の善玉菌が存在することが研究結果としてわかってきており、それぞれに様々な役割があることもわかってきています。花粉症に効果があったり、血圧上昇に関係していたりと様々です。  また、日本古来の納豆も納豆菌がいいといわれていて、今もコロナ対策なのか通常より納豆が買えない状況がちらほらです(笑)  でも、これらの効果は食べたからと言ってすぐ発揮するわけではなく、また、一度に量を摂取したからといって効果がアップするわけでもありません。  薬ではなくあくまで「食品」ですので、適量を適切に毎日「食べる」ことが免疫力アップの秘訣です。 *その他  発酵食品はお味噌、チーズにはじまり、植物発酵エキスとして商品化されているものもあります。これらの目的は「腸内環境の改善」で、善玉菌の役割とは少し違いますが、腸内の環境をよくすることで善玉菌の働きをよくしたり、免疫細胞の働きを助ける役割があるといわれています。  タヒボは世界各国で販売実績もあるブラジル産の樹木の皮から抽出されるNFD(ナフトフランジオン)を主成分とする健康食品です。→こちら  研究の海外文献も多く、当店でも20年以上の販売実績のあるロングセラー商品で、普段の健康維持やがん治癒後の健康維持にご利用いただいている方が多いです。  以前、オランダから観光できた方が口腔内カンジダでタヒボ茶を飲んでいたが失くしてしまったといって、わざわざネットで調べて当店までこられたことがあります。私もその時にタヒボがどれほど世界で利用されているのかを実感しました。 当店では以下の商品を取り揃えています。 マルチパワーDX 美吉野製薬 600粒 ¥6000 アガリクス、乳酸菌、イチョウ葉エキスなどエビデンスのある食品原料をギュ~~~っと一つの小さな錠剤に詰めた、奈良の製薬会社さんの逸品。あれこれたくさんの種類をとるなら、これ一つでOK。1箱で約2か月。   仙生露 SSGプラス顆粒 ¥28000 厚生労働省のページでも健康被害の報告がないということで安全性を認められているSSG。仙生露については在庫が少ないため数日お日にちをいただくこともあります。   タヒボNFD ニューEXプラス ¥25000 タヒボ茶のエキスを効率よくぎゅぎゅ~っと抽出して飲みやすく顆粒剤になっています。1日1包が目安。   瑞芝液M 30ml 1本 ¥552 シイタケ菌糸培養液を酵素で分解し吸収しやすくしたエキスが配合されています。 日水製薬の製品についてはネットでの販売が規制されておりますので、画面左の「contact」からお気軽にお問い合わせください。  

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桜がもう咲いたと思ったら、急に気温が下がって「花冷え」。 世間は新型コロナウイルスの蔓延で、「自己免疫」とか「消毒」といったキーワードの情報もたくさんあふれています。   で、ここでちょっと思い出してみてください。 インフルエンザ。 20年前、まだ抗インフルエンザ薬が発売されていなかったころはみんなどうしていたでしょうか?   当時、ワクチンは学童は無料で学校で一斉接種でしたが、ワクチンの型は予測でした。だから予測が外れると「ワクチンを打っても感染する」のがインフルエンザでした。 で、感染した場合、病院では何を処方されていたのかというと。。。 「麻黄湯」なんです。  小児科でも以前は頻繁に「インフルエンザ」の子供さんに処方されていました。   「麻黄湯」の抗ウイルス作用はエビデンスがとられていて、 「麻黄に含まれるタンニン(エピカテキン)に塩酸アマンタジン 類似のウイルス不活化作用のある」「麻黄湯に含まれる生薬の一つ桂皮(ケイヒ)のシン ナムアルデヒドにはウイルス遺伝子転写後の蛋白合成の阻害による抗ウイルス 作用が明らかにされています。 また、病院で処方される麻黄湯の添付文書(医療関係者が使う専門の説明書)にも 「効能効果:悪寒、発熱、頭痛、腰痛、自然に汗の出ないものの次の諸症: 感冒、インフルエンザ(初期のもの)、関節リウマチ、喘息、乳児の鼻閉塞、哺乳困難」とされているほどなのです。    また、この抗ウイルス作用はインフルエンザウイルスにのみ・・・というわけではないので、インフルエンザかどうかわからない「発熱と節々の痛みのある風邪」にも適応することが可能になります。  ただ、この麻黄湯、「元気で体力のある人」「風邪のひきはじめに急激に熱が上がった人」はいいのですが、風邪をひいて数日経過して体力が消耗しているときや、もともと汗をかきやすく虚弱体質の方は他の「葛根湯」や「桂枝湯」などの方が合います。   当店のおすすめは、こちら         奈良の製薬会社さんがつくった 満量処方の 「麻黄湯エキス顆粒A」   12包の4日分で飲みきりサイズ!   「満量処方」というのは、医薬品製造の際のルールで決められた生薬の成分量をMAXで入れているという意味。 他のメーカーさんのだと、MAXよりも少し少な目・・・なものもあるんです。でもこちらは、病院で処方されるものと同じ、満量処方! 2歳以下でも飲むことができ、小児科の先生もよく処方されているのです。   この麻黄湯。毎年冬になると当薬局でも「インフルエンザ備えるセット」としていつも販売している商品。 コンクレバンゴールドはカフェインの入っていない栄養ドリンクで風邪薬と一緒に飲んでもOKの成分!牛黄が入っていて体力を維持し、ウイルス感染による体力低下を予防してくれます。   このセットの飲み方はこちら 1)まず麻黄湯を暖かいお湯で飲む!(←体を冷やさないのがポイント) 2)おでこや頭を冷やしつつ体を冷やさないようにしっかりお布団に入る! 3)汗をかくのでタオルと着替えを準備 4)寝る~~ひたすら寝る~~ 5)汗がでてくる。。。じわじわじわじわ 6)汗が体からできるまで少し待つ 7)汗をかくのが止まったらすぐ体の汗をよく拭いて着替える!(この時シャワーを浴びたり、体を冷やしたりしないこと!) 8)着替えたら水分補給をしてコンクレバンゴールドを飲む。 9)食欲がある場合でもお粥やおじやなど消化のいいものを。   これを2日~3日ほど続けると熱が下がってきます。 熱は朝は下がっても夜には体力が落ちるので上がってきます。でも、上がっても心配いりません。夜の熱が、38.55以上だったのから、38.0~4度程度、37.5度程度と少しずつ下がってきます。   ここで、夜の熱が全く下がらなず38.5以上が2日ほど続くようなら、通常のウイルス感染ではないので病院に行く必要があります。   ぜーぜーするような咳がある場合、麻黄湯でももちろん効果はあります。 が、熱が下がったら麻黄湯はもう必要ありませんので、通常の咳止めに切り替えていくといいです。 そこでおすすめなのが 当薬局の手作りのお薬シリーズ「鎮咳去痰剤8号」     白い顆粒状の粉薬ですが、量も少なめでささ~っと飲めます。 通常は9包入り、お徳用は15包入りです。 3歳以上から飲んでいただけます。   自分の症状にあっているかな~、飲んでも大丈夫かな~とおもったら、 薬局セブンファーマシーネットショップ E-Pharmacyの画面左にあるContactからお問い合わせいただくか、画面右下にあるChatボタンでお気軽にお問い合わせください  

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