喉が痛くなる季節になりました。
11月も中旬に入り、街の木々の紅葉が目に鮮やかになってきましたね。
2020年は、感染症流行でスタートし、春のお花見もままならないなか、季節感を感じる機会が少なかった方が多いのではないでしょうか。
外で楽しめる紅葉🍁は、密を避けながら、美しい奈良の風景を楽しめる良い機会ですね。
一方で、ここ最近、のどが乾燥してイガイガしていたり、痛みを感じたりすることはありませんか。
きょうは、口腔やのどの乾燥とウイルスの関係についておはなしします。
きょうの おはなし(だいたい3分で読めます)
1:飛沫と乾燥 換気とうるおい
2:お口の環境と生活習慣病の予防
3:喉の炎症を抑えて殺菌しましょう
1:飛沫と乾燥 換気とうるおい
朝晩の冷え込みが強くなってくると、空気が乾燥します。
冬の乾燥した空気中では、夏には落下した飛沫も、長時間空気中をただようことができるようになります。
冬は従来から、インフルエンザウイルスの感染が増える時期でもあります。
寒い日が続いて、暖房器具をそろそろ使い始めようかな、という方は、今年ぜひ一緒に加湿器を使ってみましょう。お部屋に洗濯物を干しておいてもかまいません。室内の湿度を保てるように工夫してみましょう。また、ファンヒーターやストーブのような火を使う暖房器具に限らず、今年の暖房は、換気をうまく取り入れながら、使いましょう。
そして、のどをうるおす食べ物を、日々の暮らしに上手に取り入れてみましょう。
2:お口の環境と生活習慣病の予防
新型コロナウイルス感染症にかかった場合、
重症化しやすいのは、高齢者と基礎疾患のある方です。
リスクとなる基礎疾患には、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性腎臓病、糖尿病、高血圧、心血管疾患、肥満があります。
このうち、糖尿病や心血管疾患は、口腔内の細菌バランスが症状に関与しているという研究が進められています。
特に、糖尿病と歯周病をどちらも持っている方については、歯周病を治療することで、糖尿病の症状が改善することがわかってきています。
お口の中の菌は、歯肉の炎症の小さな傷からその毒素が入り込み、その炎症のシグナルが全身に影響を及ぼします。
脳梗塞、誤嚥性肺炎、心筋梗塞、心内膜炎、動脈硬化、早産、糖尿病といった疾患が、お口の中の環境によって影響を与えられているのです。
新型コロナウイルスが重症化するメカニズムは、現在たくさんの研究が行われ、情報は刻一刻と変わっていますが、手洗い・消毒と同じように、お口のケアを適切に行うことで、リスクとなる疾患も、予防するために大事なことです。
3:喉の炎症を抑えて殺菌しましょう
生薬が入っているのに、なんとさわやかなヨーグルト味!
苦くなく、漢方トローチのような下に残る後味もありません。
5歳の方からおつかいいただけます。
【指定医薬部外品】口腔内の殺菌トローチ
殺菌成分:セチルピリジニウム塩化物水和物(1.0mg)
生薬キキョウエキス(生薬換算100mg)配合
では、成分の効果を見てみましょう。
キキョウとは・・・?
秋の七草のひとつ。6月から10月にかけて、美しい鐘形の花を楽しみます。
漢方薬にも使われる桔梗、その成分は根にあります。
のどをうるおし、たんを除く働きを持ちます。抗炎症作用も確認されていて、気道や機関の炎症を抑制する効果も期待されています。
セチルピリジニウム塩化物水和物の効き目は?
殺菌作用を持つ成分で、「CPC」と表示されることもあります。
トローチやうがい薬などに含まれ、口の中やのどの粘膜で細菌の増殖を抑える働きをします。
これにより、のどや口の中の殺菌を目的とした医薬品などに使われています。
殺菌トローチでは、のどや口の中の細菌の増殖を抑えて、のどの炎症をやわらげ、痛みやイガイガするなどの不快感に効果をあらわします。
また、殺菌作用により口臭を除く作用もあります。
※この内容は成分の一般的な特徴について記したものです。製品の効能とは異なる場合がありますので、詳しくは製品の解説をご確認ください。
殺菌トローチは
薬局セブンファーマシー各店舗でお買い求めいただけます。
詳しくは、店頭スタッフにお気軽にお声掛けください。