こどもをウイルスから守るには

 

<p>こどもをウイルスから守るには</p> <p><span> </span></p>

 

この冬、新型コロナウイルスが注目されていますが、そもそも冬はウイルス感染の季節です。こどもたちと感染予防について、考えてみたいと思います。

 

内容

  1. こどもは友達と遊ぶことを避けたほうがいい?
  2. ウイルス性感染症の予防
  3. こどものマスク着用はどこまで必要?
  4. 学校・職場等の休み方・休ませ方
  5. 2020/21 年末年始に気をつけたいこと

 

1.     こどもは友達と遊ぶことを避けたほうがいい?

こどもたちは、他者と関わりながら成長します。そのなかでのあそびは発達に重要な役割を果たしています。

では、ウイルス感染が蔓延するこの時期、こどもは外出や友達と遊ぶことを避けたほうが良いでしょうか?

日本小児科学会からの情報を参考にしてください。

 

外出自粛要請が出ている地域では以下のことを守りましょう

・同居しているきょうだい、家族等同士で遊ぶこと

・屋外では、他人との接触を避けること

 

〈屋外における遊び〉

屋外の遊びであれば感染伝播のリスクは低いと考えられますが、以下の点を確認し注意して下さい。

 

・風邪症状(のどの痛み、咳、発熱など)があるときは、外出は控える

・みんながよく触れる場所に触った後は手洗いをする

・飲食の前にも手洗いをする

・食事をするときは対面にならないように工夫する

 

〈屋内における遊び〉

屋内における遊びについては、屋外よりリスクが高くなりますので、以下の点を確認し注意して下さい。

・周囲に明らかな感染者がいない

・遊ぶ場所に高齢者や基礎疾患のある方がいない

 

・本人や家族に風邪症状(のどの痛み、咳、発熱など)がない

 

・少人数である

・保護者同士の了解が得られている

 

・みんながよく触れる場所に触った後は手洗いをする

・飲食の前にも手洗いをする

・食事をするときは対面にならないように工夫する

 

・最低1時間に1回換気してください

 

出典:日本小児科学会「新型コロナウイルス感染症に関するQ&Aについて」

https://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=326

 

2.     ウイルス性感染症の予防

ウイルスにはどれもスパっと効いてすぐさま治るような特効薬はありません。

 

こどもが熱を出したとき、寒い季節、何度も何度も、インフルエンザの検査のために小児科に連れて行った経験はありませんか。

適切な環境でゆっくりと休養をとることが、ウイルス性疾患と闘う上では重要だとわかっていても、意識もしっかりして食事や水分も摂れているこどもと、診断や抗インフルエンザ薬だけを求めて1時間も待合室で過ごしたことはありませんか。

 

インフルエンザを含む多くのウイルス性疾患は、基本的には病原体と身体の免疫が闘って、病原体が身体からなくなることによって最終的に治癒します。

抗インフルエンザ薬も、インフルエンザウイルスが増えるのを抑えていますので、飲んだからといってすぐに体からウイルスが消えるわけではありません。

 

熱が出たら、水分が失われやすいので、水分を摂取しましょう。

体力が落ちるので、消化に良い食事を摂り、睡眠を十分とりましょう。

解熱剤や整腸剤・下痢止めなどは症状を和らげ、体力を維持する目的で使います。

 

学校保健法上インフルエンザは出席停止となります。それは他の生徒にうつさないことが目的です。その目的がここ最近はやや見失われ、出席停止の判断のために診断書や検査結果を求めることが増えてきていました。そもそも出席停止を目的に検査や診断書を求めることは、こどもの病気の治療に本当に必要だったでしょうか。

今年のCOVID-19はそういう病院へ行くことに依存した社会の風潮に対し、自分自身で病原体から身を守ることの大切さを教えてくれたのかもしれません。

 

ワクチン以外の予防法として、次のようなものが挙げられます。

 

3.     こどものマスク着用はどこまで必要?

マスクの着用は飛沫を飛ばさない事が目的ですが、マスクをすることによって鼻や口を不用意に触らないことも感染の予防になると考えられています。

 

患者・医師の両者がマスクを装着して診察をしていれば、感染のリスクは極めて低いと考えられています。

 

WHOでは、COVID-19への対応として、通常12歳以上のこどもにはマスクの着用を求めています。

 

就学期のこどもについては、マスクを気にして鼻や口をしょっちゅう触ってしまうこともあるので、かえって効果が下がることもあるでしょう。高齢者と同居していたり、地域で感染が広がっていたりするときに、正しいつけ方を教えた上で着用させ、こどもの健康や発達をマスクが妨げることのないようにします。

 

日本小児科学会では、赤ちゃんや2歳未満のこどもには、窒息のおそれがあるため、マスクなど顔を覆う布を使用しないでくださいと呼びかけています。

 

がんなどの持病、免疫不全の可能性のあるこどもは主治医に外出時の対応について十分相談をしてください。

発達障害など、マスク着用に支障がある健康状態のこどもには、強制するべきではないと思います。

 

4.     学校・職場等の休み方・休ませ方

学校では、インフルエンザやCOVID-19への感染が判明した場合、学校保健安全法に基づく出席停止となりますが、COVID-19流行期の現在は、発熱等の風邪の症状だけを理由として、また、同居の家族に発熱等の風邪の症状がみられるときも、出席停止となります。

学校によって、保護者から感染が不安で休ませたいと相談すれば、出席停止の判断をしている場合もあります。

この時期、こどもが「食欲がない」「だるい」など普段とようすが違うときは外出をひかえ自宅で過ごさせてあげてください。

 

5.     2020/21 年末年始に気をつけたいこと

①忘年会をひかえること

②帰省をひかえること

③年末年始のあいさつ回りは玄関先で短時間にすませること

④初詣は混雑をさけ参道での飲食をひかえること

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