小児科こそ、「かかりつけ小児科医」が大事です!

小児科こそ、「かかりつけ小児科医」が大事です!

3月になりました。

✿春から子供たちは保育園、幼稚園、小学校と、これまでと違う生活環境にデビューしていきます。

お父さんお母さんは、新しい環境でのこどもさんの体調に不安もあるでしょう。

保育園など、集団生活を始めたばかりのこどもは、いろんな原因で熱を出します。

熱を出す原因の大半は、ウイルスや細菌などの病原体です。

人間の体内に病原体が入ると、異物を追い出そうとして免疫機能が働き、体温を上げるしくみになっています。

体温を上げると、高温に弱いウイルスや細菌をやっつけることができます。

つまり発熱は、体が病原菌とたたかっている証拠なのです。

 

そんなこどもの急な体調変化の時に、かかりつけの小児科の先生はいますか?

 

小さい時から、予防接種を受けたり健康相談をしたりして、こどもの成長を見守ってきたかかりつけの小児科の先生は、お父さんお母さんにとって、とても心強い育児の味方なのです。

小児科に行ったときのことを思い出してください。

病気のときだけではなく、健康診断、予防接種、離乳食、発育相談などで小児科に行ったはず。

つまり、

小児科の先生というのは、身体の健康だけでなく、心の健康も含めた、こどもの健康の専門家です。

かかりつけ小児科医を決めておくと、小児科に貴重なログ(記録)が残せます。

*前に体調を崩したのはいつか?

*予防接種は何を済ませているか?

*どの感染症に罹ったことがあるか?

*どのような経過で回復するか?

*季節的な体調の変化はあるのか?

こどもの体調が変化するたびに同じ小児科、つまりかかりつけの小児科医に行くことで、これらの記録が一つの小児科医の手元に残るため、先生も診断がやりやすくなるのです。

 

子供が灸に発熱した!仕事の帰りに寄りたいから

「今日はいつもの先生はお休みで、薬が欲しかったので別の小児科に行って診てもらった」

という患者さんを薬局でも時々いらっしゃいます

薬局が同じであれば、薬の面では薬剤師は確認できますが、やはり、医師の先生もかかりつけである方が、いいのです。

また、小児科医によっても薬の使い方に特徴があり、薬剤師の方も「この先生のこの薬だからこういう指導が適切だ」というふうに判断していきます。

しかし、お母さんがいつもと違う小児科にいって、いつももらっている薬を頼んだり、全然いつもと違う薬をもらうと、薬剤師の方も色々お話を伺わないと適切な服薬指導がやりにくくなってしまうのです。

また、熱だからといって「すぐ小児科医にいかないといけない」というわけではないのです。

実際、慌ててこられても「解熱剤だけだされた」ケースはたくさんあります。

解熱剤で熱が下がるのかどうかを見てみないと判断しにくいことが多いからです。

ですから、まず大事なのは

自宅に子ども用の解熱剤を市販薬で常備しておくことです。

そして、翌日、解熱剤で熱が下がれば様子を見て、また夜あがる、または解熱剤を飲んでもあまり下がらない場合に、いつものかかりつけ小児科医にかかれるよう準備をしておきましょう。

また、夜に急な体調変化で急いで受診するときは、休日夜間診療所がいいです。

休日夜間診療所は地区の先生が輪番制でこられています。休日夜間診療所はあくまで「臨時」と考えて薬を出してくれます。1日分だけですが、実はそれで十分なんです。そして、「体調がどうかわったら、かかりつけの小児科の先生にいってください」と教えてくれます。

 また、こどもがだんだん大きくなってくると、風邪をひくと鼻が詰まりやすい、寒いとおなかを下しやすいといった、それぞれのこどもの体調変化の傾向がわかってきます。

このまま12日よく休めば回復するな、この調子だと何度か夜に目覚めそうだな、こういう体調の時にはリンゴジュースをほしがるな、などと、お父さんお母さんの経験値も上がってくるでしょう。

 

成長して活発に活動するようになると、整形外科や耳鼻科といった専門科の先生にお世話になることも増えてきます。

そういうときには、

「耳掃除のために耳鼻科に行った。お薬の処方はなし」

「ねんざして整形外科を受診した。湿布薬を処方された」

といった受診の記録を、小児科の先生とも共有しましょう。

 

このとき、お薬手帳をうまく利用するととても便利です。

日頃から、お薬手帳を「育てて」みましょう。

お薬の記録は、そのままお手元で活用できる体調変化の記録です

救急や休日夜間診療所で、こどもの体調を説明するとき、いつものお薬を説明するときにも、きっと大活躍してくれますよ。

 

 

仕事中、保育園からお呼び出しの電話がかかってきて急いでお迎えに向かう、という状況も、こどもが小さい間だけの貴重な時間です。

こどもが

どんなときに熱を出すのか、どうすれば快適に過ごせるか

かかりつけの小児科医の先生を決めることで、少しでも子育てを楽にしていきましょう!

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